コントロール出来ないことを捨てる

ひとつのことを色々考えると、頭が一杯になって、それ以上考えられない、動けない。

ある人は、考えたら、整理縮小して頭の片隅に置く。
そうして、頭のスペースを確保する。

我が家の問題を整理する為に、ある駅の改札前でスマホに向かっている。

妻が子供達と実家に帰って二年半。
わたしは、やり直したいと願って、妻と話し合い、妻が語ったわたしの過去の言動、至らなさを妻に謝った。しかし、妻は受け入れない。
願い叶わず、わたしは苦しんでいた。

自分だけが家族やり直しを望み、妻にはその気持ちがない。妻は実家で自分の両親と子供達で、幸せそうに暮らしている。子供達は元気に成長している。
妻にとって、今の生活は問題無い。

わたしは妻の気持ちを変えることが出来ない。
妻が自分の思い通りにならないから悩むこと自体、無理な望みだった。どうしようもないことを悩み、鬱病を重くして、4か月も休職した。

我が家は、夫婦関係が壊れていた。それでも家族一緒にいる方が良いか、悪いか、妻は考えて、出て行く決心をした。

妻は自身の病気が悪化すると子育て出来ないことを強調した。それが決め手となって、わたしは妻の決心を受け入れた。別居後、妻は病気のことを話さない。

別居の本当の理由は、わたしの言動が妻を傷つけたこと、わたしが家族の将来を考えない、妻が望む大阪での生活をしようとしないこと(わたしは妻がそう望んでいたことを知らなかった)だったと、わたしは別居後に知った。
それまで、妻の悩み、苦しみを理解しなかった、自分に原因があると考えていなかった。

わたしが捨てられたのは、わたしに原因がある。
妻がわたしにこうしたことを話してくれたら、別居することはなかったとわたしは思っていた。
しかし、妻はわたしが気づくチャンスはあったのに気づかなかったから、わたしに話しても分からないと諦めていた。

別居する子供達に父親の責任をどう果たすかは、自分の課題。一緒に暮らさなくても出来ることはある。子供達が社会人になるまでの生活と学費を稼ぐこと。
その為には、働き続けられるように、
1.心身を整える
2.会社の期待を超える仕事、その為に自分を高め続ける

家族は一緒に暮らすべきという、自分を蔑む気持ちが根拠のこだわりを捨てよう。

家族に捨てられたこと、その原因がわたしにあると妻が信じていることを受け入れて、元通りに戻りたい望みを捨てよう。

他人の家族が楽しそうにしていることと、我が家がそうでないことは、関係が無いので、羨んだり、惨めと思うのは止めよう。

自分に原因が無いのに、妻と子供が出て行った人がいる。その人は一時的に悩んだが、自分ではコントロール出来ないことは考えない、ポリシーで乗り越えた。

自分がコントロール出来ないことは、思い通りにならない。それを悩む時間は命の無駄遣い。

限られた時間(命)を、自分を高める努力、趣味、人間関係に意識を向けて、行動を続けよう。